って言われても....それができれば苦労はない! LIONSにもこだわりあり!


by teddy0021
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カテゴリ:★お薦め?コミック( 108 )

最新アップ : 12月26日 第100回 【 愛のアランフェス 】 ・・・ 槇村さとる

作品名をクリックすると、その作品のレビューへと飛びます
New!マークは最近アップしたものです

あ行
青柳裕介   土佐の一本釣り
あだち充    タッチNew!
一条ゆかり  砂の城New!
一色登希彦  ダービージョッキー
一色まこと  出直しといで! 花田少年史 ピアノの森
井上雄彦   SLAM DUNK
岩館真理子  月と雲の間New!
上田倫子   リョウ
上原きみこ  ロリィの青春 炎のロマンス
楳図かずお  へび少女
浦沢直樹   YAWARA! Happy! MONSTER 20世紀少年 初期のURASAWA
浦野千賀子 アタックNo.1
大島弓子   つぐみの森 いちご物語
尾瀬あきら  光の島

か行
垣野内成美  午後3時の魔法
神尾葉子   花より男子New!
河合克敏   帯をギュッとね! モンキーターン
かわぐちかいじ 沈黙の艦隊 EAGLE 告白~コンフェッション~ 生存~LifE~
菊田洋之   ガンバ!Fly highNew!
岸本斉史   NARUTO
くらもちふさこ いつもポケットにショパン 天然コケッコー 海の天辺New!
古賀新一   白へび館New!
小山ゆう    おーい!竜馬 あずみ

さ行
貞本義行   新世紀エヴァンゲリオン
佐藤秀峰   海猿
沙村広明   無限の住人 おひっこし~竹易てあし漫画全集~
篠原千絵   天は赤い河のほとり
島本和彦   逆境ナイン
曽田正人   シャカリキ! め組の大吾

た行
高田裕三   3x3 EYES
高橋しん   いいひと。 最終兵器彼女 好きになるひと さよなら、パパ。
高橋亮子   つらいぜ!ボクちゃん しっかり!長男 坂道のぼれ!New!
高橋留美子  めぞん一刻
竹宮惠子   ファラオの墓 風と木の詩
たなかじゅん ナッちゃん
田中モトユキ リベロ革命!!
ちばあきお  キャプテン プレイボール
冬目景     黒鉄~KuroGANe~

な行
中原裕    奈緒子 奈緒子 新たなる疾風
永井豪     デビルマン
中島徳博   アストロ球団New!
二ノ宮知子  天才ファミリー・カンパニー のだめカンタービレ GREEN ~農家のヨメに...~

は行
萩尾望都   この娘うります! 11人いる!
橋口たかし ウインドミル 焼きたて!ジャぱん SCISSORS
福本伸行   告白~コンフェッション~ 生存~LifE~ アカギ~闇に降り立った天才~
藤田和子   真コール!New!
藤田和日郎  うしおととら
星里もちる  ルナハイツ りびんぐゲーム
星野泰視   哲也 ~雀聖と呼ばれた男~
細野不二彦 ギャラリーフェイク 太郎 さすがの猿飛 幸福の丘ニュータウン

ま行
槇村さとる   愛のアランフェスNew!
まつもと泉   きまぐれオレンジ★ロード
満田拓也  健太やります! MAJOR
村枝賢一   俺たちのフィールド
森薫      エマNew!

や行
安彦良和   王道の狗 蚤の王 機動戦士ガンダム THE ORIGINNew!
山田貴敏  Dr.コトー診療所
大和和紀   はいからさんが通る
山本おさむ   どんぐりの家
ゆうきまさみ  じゃじゃ馬グルーミン★UP! 鉄腕バーディー
横山光輝   伊賀の影丸 仮面の忍者 赤影
吉崎観音   ケロロ軍曹

ら行

わ行
和月伸宏   るろうに剣心

※ 作者 : 50音順・敬称略 / 作品 : 掲載順
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by teddy0021 | 2006-07-31 23:58 | ★お薦め?コミック
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第100回は、トリノ五輪の代表選手決定記念!
と言うわけではありませんが(苦笑)、
「フィギュアスケート」を舞台にしたロマン、
槇村さとるさんの「愛のアランフェス」を採り上げました。
1978~1980年に別冊マーガレットに連載され、
コミックスは全7巻完結、SGコミックス3巻、文庫全4巻、
そして、クイーンズコミックス全5巻となっています。
大学時代に当初の全7巻を買って保有していましたが、卒業時に後輩に譲ってしまいました。
すばる書店白井店さんに、クイーンズコミックスが2巻まで置いてあったところを、
お願いして3~5巻を入荷して頂き、先週、久し振りに全巻読み終えたところです。

物語のはじめは次のような感じです。
日ソ国際フィギュアのエキシビション大会に一人の無名の美少女が飛び入りで参加し、
高難度の「三回転ジャンプ」を何度も決め、
華麗で奔放な天才的スケーティングを披露して関係者を驚かせた。
一方、男子シングルの第一人者である友人「筒美一」の招待で
陰からひっそりエキシビション大会を見つめていた、
再起不能説が流れる傷心の天才スケーター「黒川貢」は、
この少女の電撃的なデビューを見て、その滑りの中に運命的な感動を覚える。
この少女は、かつての名スケーター「森山優一」が
釧路で人知れず英才教育を施した娘、「亜季美」だった。
「亜季実」と「黒川」は、お互いの演技に惹かれあいながら、
ペア・スケーティングの道を歩みだす...

この作品は槇村さとるさんの出世作となった連載ですが、
彼女のデビューは73年ぐらいだったと記憶しています(「白い追憶」だったかな?)。
「くらもちふさこ」さん、「河あきら」さん、「亜月裕」さんなどとともに、
別マを読む時の楽しみとなっていました。
(この当時は男性名の女性漫画家が結構いらっしゃったような...)

「フィギュアスケート」の漫画は余り沢山なかったのではないでしょうか?
当時知っていたのは、少女コミックに連載されていた、
「ひだのぶこ」さんの「銀色のフラッシュ」ぐらい。
「逆スパイラル」という技を極めていくお話....どなたか覚えてらっしゃいますか?

本題に戻りましょう。
槇村さんの絵は大変繊細で、女の子もすごく可愛い!&美しい!
この辺が槇村さんの漫画を好きになったきっかけでしょうか。
もちろん、男性陣もホントにカッコよくって....。
「愛のアランフェス」はギャグがかなり少なめで、シリアスな側面が前面に出ています。
「筒美」や「貝谷さん」、「柴鷺夫」、「嵯峨島コーチ」、「澤田会長」、「森山優一」などの
生き方やその背後にあるストーリーも物語を盛り上げてくれますし、
何よりも、亜季実と黒川、それぞれの想い、葛藤、挫折、絶望、そして邂逅...
いたわり、もたれあいだけではペアの成長はない!と二人それぞれが厳しい道を歩み、
その寂しさや焦りを若干感じながらも、最後の心だけは繋がっている。
そんな重い部分を抱えながら、亜季実の自立心の芽生えが描かれ、
それを昇華するかのような感動的なスケーティング場面へ展開する...
そのドラマの描き方、当時まだ若さを覗かせつつも、
槇村さんの才能の高さを披露することになりました。

レーティングは★★★★☆(4.5)です。
最近の槇村さんの絵柄はかなり変わったようですが、
当時の絵は青年の私の心を捉える理想的な女の子の絵でした(笑)。
二人が、国内と海外の別の大会で遠く離れているにも関わらず、
それぞれシングルで舞う一糸乱れぬ「アランフェス」の演技、
また、森山優一のシナリオに沿って、一度は離れ離れになり、
釧路の一般リンクで初めて二人の愛のアランフェスを演じながら再会する場面...
後半の盛り上げ方、なかなか感動的ですよね。
...っと、かなりネタバレになってしまいました(汗)
この漫画の頃はフィギュアの放送があると、真っ先に「ペア」に注目していましたが、
日本ではなかなかトップクラスのペア・スケーターが出ないのが残念です。
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by teddy0021 | 2005-12-26 19:51 | ★お薦め?コミック
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第99回は、以前、「つらいぜ!ボクちゃん」や「しっかり!長男」でご紹介した
高橋亮子さんの「坂道のぼれ!」を採り上げました。
1977年~1979年に週刊少女コミックに連載され、
コミックスは全4巻完結、他にワイド版全2巻、双葉文庫全3巻となっていますが、
コミックスは絶版、文庫も品切れ状態のようです。
以前、ブックオフで文庫版中古を手に入れ、最近読んだものです。

物語の始まりはこんな感じ。
ヒロイン「柚木亜砂子」は、これから入学する女子高「梢学園」の寮を目指して
長い長い坂道を登っている。
そこで不良に襲われかけた女の子に出くわし、
一緒になって荷物をぶちまけながらも抵抗するがピンチは変わらない。
そこに、同じ坂の途中にある名門高「明葉高校」の生徒で、
喧嘩の強さで有名な不良「新田友」に助けられるが、お礼を言う前に消えてしまう。
寮に入った亜砂子は3人の同級生のルームメイトと意気投合するが、
一つだけ言い出せないことがあった。
実は、亜砂子は東京の名門高を数ヶ月で中退して、
地方の女子高で1年生として再スタートを切った一つ年上であった。
一方、新田友も、学校は違うが、ある事件で1年を棒にふった一つ年上の1年生だった。
本当の自分を理解してもらえない不器用な二人の距離が少しずつ近づいていく…

この作品は4部構成になっているんですが、
私が高校生のときに読んだのは、多分1部か2部のみだったと思います。
当時、寮に住んでいた私は、亜砂子が寮生活を送っているので比べていました。
私の場合、朝食は席が決められていて、夕食は任意のグループで食べて良かったので、
同室の連中と行くことが多かったなぁ…などと。
亜砂子のルームメイト達は皆仲良しで羨ましい…
でも、女子だからそりが合わない場合は大変だろうな、とも....(笑)
そんなことは置いといて、本題。
高橋さんの漫画は、真っ直ぐな登場人物たちの誠実な生き方が実に爽やか!
という印象だったんですが、この作品は、そういう部分+少々重い感じ。
やはり、自分を見つめて、自分なりの道を探っていくわけですが、
二人ともかなり繊細なところがあって…生き方も恋愛も少し痛々しい。
まあ、二人とも元気いっぱいでは、話はすぐ終わってしまいますが(笑)
新田友の友人「岡田」や、関わってくる番長「橘」、すごく優しい弟「純」…
亜砂子のルームメイト「桃子」「綾乃」「里美」など、いい人が多いんですが、
3兄弟全て違う母親という新田家の父親の思慮に欠けた言動が…。
生活指導の先生も…。

レーティングは★★★★(4.0)です。
絵柄は、少し丸顔の優しい表情とすっきりとした清潔感があって好きです。
時折入るギャグもすごく柔らかで懐かしく、和ませてくれます。
懸命に悩み、吹っ切り、また悩む…そして成長していく二人。
自分の高校時代を思い出しながら、その時の気持ちで読んでみると、
共感できる部分が多いのではないでしょうか?
大人になった自分は、こんなに純粋に生きられないと思えるのは少々悲しいですが(苦笑)。
ラストがちょっと予想と違いました。
そういえば、高橋さんの描く漫画のラストはちょっと切ない部分が多かったかな?
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by teddy0021 | 2005-12-21 20:55 | ★お薦め?コミック

第98回 【 白へび館 】

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第98回は、第45回でご紹介した楳図かずお氏の「へび少女」のライバル??、
古賀新一氏の「白へび館」を採り上げました。
1966年に週刊マーガレットに連載され、
コミックスはひばり書房から発行された全2巻完結がありますが、
完全な絶版状態でオークションぐらいでしか手に入らないかと思います。
青林堂の方からオンデマンド版が発売されたのを機に買って、
しばらくしてから読んだものです。

あっという間にラストに辿りついてしまいますので、
ストーリーはさわりのさわりで…
ヒロイン「昭子」は、パパの車で家に向かう途中、近道の森の中を走るが、
その時、車で轢いてしまったのが「白い蛇」だった。
蛇は執念深いからとトドメを刺そうとするパパを止めようとする昭子。
そのまま車を走らせると、道が急に細くなり、暗くて走れなくなる。
町まで助けを求めに行くパパだったが、待っている昭子のところへ「ばあや」が現れる。
「お嬢様じゃないですか!」とある娘に間違えられて連れられて行った先には、
実は、先ほど轢いてしまった白へびとその家族がおり、復讐が始まる。

以前書いた通り、小学生だった私が絵画教室に通うついでに寄る従姉妹の家には
「少女フレンド」と「マーガレット」が積み置きされていて、
毎週、「スポーツもの」と「恐怖もの」を読むのが楽しみでした。
楳図氏の「へび少女」と古賀氏の「白へび館」に出てくる少女が実はよく似ています。
連載は、楳図氏の方が少し早かったような気がしますが...。
他にも「人こぶ少女」と「呪いの顔がチチチとまた呼ぶ」にも共通点があったり、
絵柄そのものもかなり似ていて、今考えると○○○とも思えるんですが、
当時は、そんなことは気にせず、流行の恐怖ものをドキドキしながら読んでいましたね。
木造、畳の歯医者や病院の待合室、食堂などに
恐怖ものの単行本が必ずと言って良いほど何冊か置いてありました。
楳図氏のへび少女と比べながら読んでみるのも一興かも知れません。
絵柄自体は楳図氏の方が怖かったですね。
でも、古賀氏のへび少女やへびおばさんは、「ズズズ…」「ズルズル」といった音を立てながら
ろくろ首のように首や手が伸びる点に特徴があったように思います。
また、噛まれてへびにされかかる時に見せる、半ば意識を失ったような、
トロンとした眼や口の様子が何とも不気味で…

レーティングは★★★(3.0)です。
もちろん時代が時代なので、ストーリーそのものの稚拙さは否めません。
また、「へび女という存在を目の当たりにしたばかりなのに
『そんなバカな』『夢をみたのよ』と取り合わない両親」や、
「危うくへび少女にされそうになったばかりなのに、
明らかに怪しげな妹やおばさんを信じ直すヒロイン」など、
ちょっとなぁ...と思えるところも山ほどあります(笑)
しかし、展開が速い!速い!
「信じる」「怪しむ」「別の人にすり替わる」...が数ページ毎に繰り返されます。
しかし、「今度は誰に!?」「早く気付いて!」と少女中心の読者を
何度もハラハラさせ、恐怖を覚えさせるのは上手いというべきでしょうか?
続編「白へびの恐怖」…どういう話だったでしょうか?読んだはずなんですが…(苦笑)
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by teddy0021 | 2005-12-15 21:38 | ★お薦め?コミック

第97回 【 真コール! 】

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第97回は、アテネ五輪の前ぐらいから人気回復が顕著になってきた
「女子バレーボール」を舞台にした、
藤田和子さんの「真コール!」を採り上げました。
1990年(91年?)から週刊少女コミックに連載され、
平成3年度第37回小学館漫画賞を受賞しています。
コミックスは全9巻完結、ワイド版が全4巻完結となっています。
すばる書店白井店さんからワイド版をレンタルし、数ヶ月前に読み終えました。

ストーリーの出だしはこんな感じです。
ヒロイン「藤崎真」は白鳳学園の高校1年生。
カナダでフィギュア・スケートをやっていた明るく素直な帰国子女。
カメラマンを目指し、真の初恋の相手である大学生「渡辺隼人」のひょんな一言から
バレーボールを始めることになるが、フィギュアで鍛えたジャンプ力と
天性の動体視力&運動能力で、メキメキと頭角を現し始め、何とエースに!
真の恋を絡めながらバレーボールへの情熱はどんどん高まっていく...

藤田さんの漫画は、多分、初めて読みました。
浦野千賀子さんの「アタックNo.1」をはじめ、
女子バレーボールを扱った漫画は結構多いと思います。
何でも、「継母」「白血病」「バレーボール」は
70~80年代の少女漫画の三大要素だとか?(笑)
それはともかく、この作品は、
バレーボール漫画の中でもかなり爽やかな印象を覚える漫画ではないでしょうか?

もちろん、成長する過程でチームも変わり、周りの人たちも変わる中で、
それぞれに「やっかみ」「誤解」「えこひいき」「いじめ」
「空回り」「挫折」といったお約束の要素は入ってくるんですが、
ドロドロという感じにはなりません。
やはり、真の持つ直向きさ、明るさが周りの仲間やライバルを
知らず知らずのうちに良い方へ巻き込んでいくのでしょう。
スポーツ漫画としても、これはちょっと...という必殺スパイクもまったく無いではないですが、
基本は、きちんとしたバレーボールのプレイ姿のデッサンとアイデアでこなしてくれています。

レーティングは★★★☆(3.5)です。
絵はきれいですし、ストーリーもスムーズに流れていきますので、
どんどんページが進んでいきました。
スポ根的な部分も多少ありますが、少年漫画のそれのような熱さは控え目でしょうか?
恋愛部分もややあっさりした印象もありますが、スポーツものなのでこれで良いかも?
そう言えば、真の家のお風呂には電話が付いていて、入浴中に彼氏?と電話!
長電話でノボせてしまわないか、ちょっと心配(笑)

おまけ
藤田さんはHPやブログをやってらっしゃるようで、ハムスター/わんこがお好きのようです。
過去の仕事日記を読んでいると、漫画を描き始める前からの苦労話などが載っていて、
ハム/わんこちゃん好きと合わせて、何だか親近感が湧いてしまいました。
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by teddy0021 | 2005-12-13 22:40 | ★お薦め?コミック
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第96回は、超著名なアニメ「ガンダム」シリーズの初作である
「機動戦士ガンダム」の漫画版と言える、
安彦良和氏の「機動戦士ガンダム THE ORIGIN」を採り上げました。
原案は矢立肇氏・富野由悠季氏、
メカニックデザインは大河原邦男氏となっています。
この漫画のためにスタートした「ガンダムエース」に2001年から連載スタート。
この雑誌は、季刊→隔月刊→月刊となっているようですね。
コミックスは現在10巻まで出ています(11巻は12月20日発売予定)。
他に、A5版でオールカラー、400ページ以上の愛蔵版が1巻のみ発売されています。
すばる書店白井店さんからレンタルし、10巻まで読み終えたところです。

基本的にはアニメのストーリーを追ってあるので、簡単に...
宇宙世紀0079、人口過剰でスペース・コロニーを作りはじめて半世紀。
ジオン公国を名乗るサイド3が独立を求め、地球連邦政府と戦争状態に。
総人口の半数を失った人類の争いの中に、
ニュータイプと呼ばれる新人類が芽生えつつあった。
思わぬことで人型機動兵器である最新MS(モビルスーツ)「ガンダム」に
搭乗することとなった「アムロ・レイ」をはじめ、
若き戦士達の生き方・成長を巡ってドラマが展開し始める...

アニメ「機動戦士ガンダム」は大学時代の後輩からの薦めでリアルタイムで知ったのですが、
当時は人気が無かったそうで、本来52回の予定が43回で打ち切りになったそうですね。
しかし、その世界観が今までのアニメとは大きく違っていて、独特のセリフ回しと共に、
後に莫大な支持を集めることになったわけですが、
この安彦良和氏による漫画化を聞いた時は、「大いなる挑戦だ」と思いました。
アニメ原作のイメージが強過ぎるため、
そこから離れて独自の展開を行った場合への非難も予想されるからです。
もちろん、部分的には「いくらなんでもそりゃ無いだろう」といった非難や反発はあるようですが、
私はトータルとして非常に素晴らしい出来だと思っています。
安彦氏の卓越した画力(迫力ある筆によるタッチや練ったコマの進め方など)ももちろんですが、
細かい設定のアレンジ、アニメのシナリオ展開を埋める心情描写、
そして、まったくの新解釈に基づいた外伝的ストーリーの挿入、などなど...
既に十分に知っている話、キャラクターなのに、ワクワクさせられっぱなしです。
特に連邦、ジオンの各重要キャラの背景になるような話には惹き付けられ、
「そういうことだったのか!」「それも面白いなぁ!」と、
思わずポンと手を叩きたくなる気持ちにさせられました。
「ハモン」さんが、クラブ歌手で、どのように「ランバ・ラル」に絡んでいたのかとか...
「キャスバル・ダイクン」が赤い彗星「シャア・アズナブル」となるまでの話とか...

レーティングは★★★★☆(4.5)です。
小学生以下には少々理解するのが難しいでしょうが、
非常に深みのあるストーリーが見事ですし、読み応えがあります。
原作アニメといろいろ比べながら楽しむことも出来ますね。
(その違いなどを評価しない方もいらっしゃるとは思いますが....)
もともと原作アニメのキャラデザインや作画ディレクターを務めた安彦氏ですから、
絵は違和感ない、むしろ、もっと迫力と味わいがあります。
①「始動編」、②「激闘編」、③④「ガルマ編」、⑤⑥「ランバラル編」、
⑦⑧「ジャブロー編」、⑨⑩「シャア&セイラ編」と進んでいるわけですが、
安彦氏オリジナル部分を深く楽しめる面が大いにある反面、
今のところ、私の好きな「ミハル」と「カイ」の悲しい恋の話が出ていません。
これは、また、新たな形で織り込まれることを、切に期待して読んでいます。
この部分がしっかり描かれれば、満点でも良いかも!?

おまけ
今年最後?の大人買い対象になりそうです。
「通常版」か「愛蔵版」…悩みますねぇ。
「愛蔵版」は高いけど、カラーだし、魅力があります。でも、まだ1巻のみ…
先に通常版、好きな人は後で愛蔵版も!ってことですかね?
角川さん、商売が上手い!(笑)
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by teddy0021 | 2005-12-12 20:48 | ★お薦め?コミック

第95回 【 月と雲の間 】

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第95回は、一風変わったテイストを持った作品、
岩館真理子さんの「月と雲の間」を採り上げました。
青年誌であるモーニング新マグナム増刊に1999~2000に不定期連載され、
全7話と短編「いつか、どこかで雨の日に」が
コミックス全1巻に収められています。
HP/ブログで親しくしていただいている「shortcake」/「なれのはて」の
shortさんのご好意で貸していただき、先日読み終えたものです。

全7話のお話なので、フレームだけ。
主人公の「お母さん」(名前は??)は、かろうじて40代のLサイズのオバサン。
10年前に夫と離婚し、23歳OLの長女「ほなみ」と二人暮らしだが、
夫側にいる17歳女子高生の次女「みのり」がちょくちょく泊まりにくる。
このお母さんの日々の言動を中心に、二人の娘の心情が絡みつつ、
近くのコンビニのイケメン達を含めたコミュニケーションが進められていく…

岩館さんの漫画は大変久し振りに読みました。30年振り?
高校時代の私の友人(寮生ではなく通学生)が好きでした。
ちなみに、私は「大島弓子」「高橋亮子」「くらもちふさこ」「槇村さとる」などが
特に好きだったんですが、
彼は「岩館真理子」「田淵由美子」などがお薦めのようでした。
男子校で少女漫画の話をする二人...ちょっと変ですかね?(笑)
岩館さんは、当時、「ふたりの童話」などで週刊マーガレットに連載しており、
乙女チック路線にふんわりしたコメディ要素が加わった感じだったと記憶していましたが....。

この「月と雲の間」、一言で語るのはかなり難しい気がします。
ただ、はっきり言えるのは、主人公が40代後半の、
Lサイズ(見た目はもっと…)の「お母さん」というのが、非常に珍しい。
表紙の美人は実は彼女!? 多分20年ぐらい前かな?
このお母さんったら、五本指ソックスを手編みで作ってみたり、
ドラえもんのポケットならぬ「魔法のバッグ」に数々の食べ物を持ち込んで
アフタヌーンティー?を楽しんだり、
深夜のコンビニの中を徘徊し、若いイケメン店員とおしゃべりを強要?したり、
新聞紙でゴミ箱を自作して娘の部屋に無理やり置いたり…と、とにかく超マイペース。
太めを反省し、ダイエットに取り組みながらも、
知らず知らずのうちに悲しい方向へ向かっている可愛げのあるお母さんですが、
実はけっこう鋭い観察力を持っていたりします。
このお母さんと長女ほなみとの掛け合いがけっこう笑えます。
そして、しっかり者の次女とかなり自己チューの長女の会話…
「ブランドものを買ってもらえるけど毎日がおさんどん」
「何でもやってもらえるけど安物しか買えない」…やっぱり女性は迷いますかね?

レーティングは★★★★☆(4.5)とさせて頂きました。
線の細い描画からくる繊細なタッチと詩的なセリフが散りばめられたシリアス調の場面と、
お母さん、姉妹、コンビニのイケメン達の会話と反応の面白さが、
微妙なバランスを持って楽しめますね。
「女同士ってね、地底深くに熱いマグマがうねうねしてるの。きっかけさえあればいつでもドカンよ」
「母」と「娘」…姉妹も娘も家族にいない私ですが、ちょっと分かるような気が...。
とは言え、実に現実的な厳しい視点でお互いを見ながら、
でも、やっぱり根っこで繋がっている家族…
これが感じられて良いですね。
そして、出てくるイケメン達はそれぞれ面白い部分を持っていますが、
特に「遠藤」君が変わった世界を持っていて、ズレの妙味あり!メガネをはずすと美少年!(笑)
「お月様くだしゃい。」の女の子の話もなかなか良いです。
「黒い雲が月を覆ってしまっても、月と雲の間にははるかな距離がある。
だから、わたしの中の月は、消えてしまったわけじゃない。」…
今度お月さんを眺める時は、少しいろいろなことを思い浮かべてみようかな?と思える作品です。

おまけ
私の次に読んだヨメさんは「すっごく面白い!」と絶賛してました。
「さすが、岩館さん!」とも...購入を検討とのことです。
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by teddy0021 | 2005-12-07 20:44 | ★お薦め?コミック
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第94回は、男子体操を舞台に熱く爽やかな漫画、
原作:森末慎二氏、作画:菊田洋之氏の「ガンバ!Fly high」を採り上げました。
1994~2000年の週刊少年サンデーに連載され、
コミックスは全34巻完結+外伝1巻となっています。
平成9年度第43回小学館漫画賞を受賞し、
「ガンバリスト!駿」というタイトルでアニメにもなっています。
すばる書店白井店さんから最近レンタルし、読み終えたところです。

ストーリーは次のような感じで始まります。
主人公「藤巻駿」は平成学園中等部に入学したばかりの一年生、
体育館に赴き、男子体操部へ入部を申し込む。
「オリンピックの金メダルを取ってみたい」という駿に部長はあきれながら、
部員を紹介していると、何と数少ない男子部員の一人が怪我。
駿は翌日にいきなり大会への出場を頼まれる。
ぶっつけ本番だったが、駿は鉄棒の逆上がりも出来ない素人中の素人だった。
10点満点のうち参加点である1点のみしかもらえない演技で大恥をかく。
緊張でトイレに行きたくなるが紙が無い...
助け舟を出してくれたのは、学園のマドンナ、女子体操部のエース「折笠麗子」。
その麗子に憧れをもちながら、駿の金メダルへの一歩が踏み出された。

ロス五輪で10点満点の演技を行った鉄棒の金メダリスト「森末慎二」氏が原作。
漫画賞受賞なので面白いのではないか?との思いはあったのですが、
金メダリストが原作者というのが何か引っかかって、
なかなかレンタルの棚に手が伸びなかったんですが…読んでみると、正直、面白かったです。
(決して森末氏が嫌いなのではなく、自慢たっぷりなお話なのかな...と勝手に勘ぐっていたわけで)
逆上がりが出来なかった駿がオリンピックに出場しメダルを争うまでに成長する過程を
後述する3バカをはじめ、実質的な支えとなる素直で可愛い彼女「相楽まり」ちゃん、
「岬コーチ」「アンドレアノフ」「キャプテン」「麗子さん」「おばあちゃん」らがしっかりサポートして、
爽快感、ほのぼの感、緊張感、連帯感…いろいろな感情が経験できます。
ストーリー上、最後の舞台は「シドニー」ですが、
前回の「アテネ」の日本男子団体の逆転金メダルを予言しているかのような….
主人公の「藤巻駿」君の素直な明るい性格と無限のチャレンジ精神...これも魅力ありますが、
やはり、平成学園体操部の仲間で3バカと呼ばれている3人、
「内田稔」(あん馬の真のスペシャリスト)、「真田俊彦」(床の貴公子)、
「東伝次」(つり輪のヘラクレス)が魅力いっぱいで、大いに笑えるし、
ここという場面ではジーンと来て涙が出そうにもなります。

レーティングは★★★★☆(4.5)です。
ストーリーは割りとシンプルですが、それなりに起伏があって楽しめます。
絵柄も少しずつうまくなりますし、体操のデッサンはしっかりしていますね。
鉄棒をはじめ、各種競技の技がいろいろ学べて、勉強にもなります。
EやスーパーE難度の技をこうまで連続するのはちょっと...とも思いますが、
かといって現実離れした技は出ません。描かれた後に現実化された技もあるそうです。
やっぱり夢があって良いですよね!
駿やライバルの「堀田」など天才肌の選手はいますが、
嫌味さはまったく感じないキャラとなっていて、好感が持てますね。
「天才なんて認めねぇ。ガンバったやつが勝つんだ。」という内田の言葉、
読んでいるうちに彼らの努力と心意気が伝わってきて、素直に頷けます!
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by teddy0021 | 2005-12-06 22:12 | ★お薦め?コミック

第93回 【 砂の城 】

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第93回は、最近、「デザイナー」が昼ドラでドラマ化された
一条ゆかりさんの「砂の城」を採り上げました。
1977年に第一部、1980~81年に第二部がりぼんに連載され、
コミックスは全8巻、ガールズコミック全3巻、文庫全4巻があり、
さらに、クイーンズ・コミックス・プレミアムが全6巻完結となっています。
97年ぐらいに昼ドラでドラマ化されたと聞いています。
第1部は高校時代に「りぼん」で読んだ記憶がありますが、
ブログで仲良くしていただいている「ほんの日記」のブラッドさんからのお薦めもあり、
最近、すばる書店白井店さんからプレミアム版をレンタルし、通しで読みきりました。

それでは、序盤部分のあらすじを...。
名門ローム家の長女としてフランスの海沿いの町で暖かい祝福の下生まれた「ナタリー」。
一方、同じ日に彼女の家の門前に捨てられ、祝福ムードの中、ローム家に引き取られた少年「フランシス」。二人は仲の良い兄妹のように育ち、やがて二人は純粋な心で結びつく。
フランシスはナタリーにふさわしい男になるべく、寄宿学校で3年間勉学に励むが、
その時間が二人の心の結びつきをさらに強めることとなった。
両親の理解とは裏腹に、叔母が家名の為に捨て子のフランシスとの結婚に大反対。
その声に憤りながらも、ナタリーはフランシスと結婚の約束を....。
そんな時、ナタリーの両親の突然の事故死!
後見人である叔母が結婚を許さず、二人は駆け落ちするが、
追い詰められ、断崖から海へ投身する。
一人助かったナタリーは家を出て、親友「エレーヌ」が働く出版社に認められ、
童話作家としてのスタートを切る。
フランシスが亡くなって長い月日がたっても忘れられないナタリーだったが、
ある日、フランシスを見たという情報が...。

当時の「りぼん」では、「陸奥A子」さん、「篠崎まこと」さん、
田淵由美子」さん、「太刀掛秀子」さんなど、乙女チック路線が主流だったんですが、
この一条ゆかりさんの漫画は異彩を放っていましたね。
その頃の私では十分理解できない部分が多々ありながらも、気になる漫画家でした。
そんな印象もあり、第一部も読んだはずだったんですが、
序盤、こんなに過酷な出来事のオンパレードだったなんて!
怒涛の勢いでストーリーが急展開し、どんどん惹き付けられました。
そして、ナタリーがヤングフランシスの後見人になった後は、じっくりと展開。
愛してはいけない人を愛さずにはいられない二人それぞれのエゴ、葛藤....
歳の差を越えて愛し合いながら、やはり、完全には理解し信じあえない二人。
また、二人の周りに登場する人たちの優しさ、孤独、誤解、愛憎...。
彼らを取り巻く登場人物それぞれの愛を描いたストーリーも様々な色付けを与えていますね。
ただ、「ミルフィーヌ」...気持ちは分からないでもないですが、個人的には苦手なタイプです(笑)

主人公の子供時代から青春時代までを描く漫画は沢山あります。
そして、エンディングでいきなりその後の幸せな人生を見せて納得させる漫画もあります。
しかし、過去の過酷なドラマをベースにしながら、
20代~30代の女性の心の中をこうまでシリアスに描く漫画は少ないでしょうね。
男性の私は、一条さんが描こうとする、
女性であるナタリーの、一種病的なまでのフランシスへの想いを
十分に理解できていないかも知れません。
しかし、ある人を本当に心底愛してしまった場合に、
その人が離れそうになる時に(あるいはそう思えてしまう時に)、
心を過ぎる異常なまでの寂しさ、それを拒否しようとするが故の尋常でない行動...
わかるような気がします。

レーティングは★★★★(4.0)です。
ストーリー展開と重いながら繊細な心理描写に囚われがちですが、
ファッション、フランスの城、家、木々、花、家具、調度品、差し込む光...
非常に細かく綺麗に描かれていて、さすがの画力ですね。
「人生なんて砂の城のようなものかもしれないわ。つくっても、つくっても、
いつの間にか波がさらってしまう。いつも同じ事のくりかえし...」、
ナタリーの「喪失感」と「不安」で構築された「生き方」「感じ方」....
私には少々辛過ぎますが、
素直過ぎるまでの心を持ち成長するフランシスが救いです。
それにしても、あのラストは切ない.....。
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by teddy0021 | 2005-11-30 21:29 | ★お薦め?コミック

第92回 【 タッチ 】

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第92回は、前回のアストロ球団に続いて野球漫画?、
いや、青春/ラブコメという要素の方が強いですね...
あだち充氏の「タッチ」を採り上げました。
1981~86年に週刊少年サンデーに連載され、
昭和57年度第28回小学館漫画賞を「みゆき」(いずれレビュー予定)とW受賞。
コミックスは全26巻完結、ワイド版全11巻、文庫全14巻があり、
そして、少し前に、完全版全12巻が発売されました。
TVアニメ化、アニメ映画化され、これまた最近、実写版が映画化されました。
TVアニメで岩崎良美が歌う主題歌も大ヒットしましたね。
いつものように、すばる書店白井店さんからワイド版をレンタルしました。

非常に有名な作品なので、あらすじは簡単に...
主人公「上杉達也(タッちゃん)」は明青学園中等部3年生、
遅刻常習犯、ズボラで、やる気に欠ける、ちょっとスケベな上杉家の双子の兄。
一方、弟「和也(カッちゃん)」は、野球部の天才エースで皆の期待を集め、
加えて頭脳明晰で学園トップの成績、ハンサム、性格も真面目と、非の打ち所なし。
そして、上杉兄弟と幼馴染で、勉強部屋である離れを共有する、
同い年のお隣さん「浅倉南」は、ミス明青3連覇の美人で明るく賢い女の子。
カッちゃんは、大好きな南の夢である「甲子園へ連れて行く」ために一生懸命に打ち込み、
タッちゃんは、南が気になりながらも、そんなカッちゃんを応援する。
全てに明るく振舞う南とカッちゃんは、周りからは似合いのカップルに思えた。
しかし、南の本当の気持ちは...

この作品は、私の大学生~社会人突入時代に連載されており、
買って読みはしないものの、いろんなところで立ち読みしていました。
もともと、少女コミック愛読時代に、「初恋甲子園」「泣き虫甲子園」...などで
あだち充氏の漫画は良く読んでいましたし、けっこう好きでした。
「タッチ」...この題名は、野球用語の「タッチ」、カッちゃんからタッちゃんへの「バトンタッチ」からだとか?
はじめ、タッちゃんの「タッチ」かと思ってました(苦笑)。

「タッチ」に限らずですが、あだち氏の漫画は、とにかく絵が魅力大!
主要男性キャラは優しげで、時にクールで、カッコイイ。
主要女性キャラは、可愛いor美人でスタイルも良し、爽やかな色気もあり。
特に昔の少女漫画に出てくるお星様の瞳や8頭身モデル体型といった絵柄ではなく、
割と現実に近い感じで、男性にも女性にも受け入れやすい感じです。
中でも、スポーツする人たちのデッサンが非常にきれい。
後ろ姿だけでどういう行動を取った後か分かるような...写真のように綺麗にコマに納まります。
そして、セリフは少なめですが、心に残るような一言が多い。
そして、何より、「コマ」と「コマ」の間を読者に想像させ、
風景や静止したものからも作者の意図を感じ取らせてくれる力量がありますね。
ワンパターンだとか、キャラの描き分けが出来ていないとか、
厳しい指摘はありますが、それは作者自ら、「タッチ」の中でも認めていますね(笑)
だから、許しましょう! 「安定感がある」ということで...
この「タッチ」には、ホンワカ、ダラダラしている部分ももちろんありますが、
それまでのあだち作品とは少々違った緊張感もあり、
あとで読み返すと、物語の設定、各話のコメディ部分のオチ、
シリアス部分の盛り上げ方、など、「なるほど」と思わせるところが沢山あります。
実の兄で同じ漫画家だった「あだち勉」の存在が作品に影響しているのかどうか?.....
ちょっと気になる面ではあります。

レーティングは★★★★(4.0)です。
荒くれのはずなのに、達也と南の間を理解し助言するボクシング部の「原田」、
初めは達也を「ダメ兄貴」と呼びながら良き女房となるキャッチャー「コータロー」、
いつもは脳天気だけど、時々子供を信じた理解者となる上杉家の両親、浅倉家の父、
ズッコケキャラだけど、最後に幼馴染のマネージャーをかばう勢南高「西村」投手、
ライバル「新田明男」の妹で、わがままな性格ながらけっこう一途でいじらしい「新田由加」、
そして、修羅場になりかねない場面でお助け?を入れる愛犬?「パンチ」....
皆良い味出してますね。
「野球」が前面に出ていないこともあり、女性にも受け入れられやすいと思いますが、
南ちゃんがあまりにも出来すぎで、欠点が見えないのがちょっと納得いかないかも?(笑)
タッちゃん側から見れば、ともすれば、ちょっと無神経というか、八方美人的な部分が...
それと、最後の方で出てきた「住友里子」の必要性がイマイチ分かりませんでした。
河原での「タッちゃんから南ちゃんへの....」に繋がるのは分かるんですが、
そういう媒体があえて必要なのかな?と....。
まあ、そういう細かい点はさておいて、やはり色褪せない魅力を持った作品です。
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by teddy0021 | 2005-11-28 23:05 | ★お薦め?コミック