「7.2Kgの洗剤」が引出物!??
2006年 03月 07日
身内の恥を晒すようなお話になってしまいますが...
実家に着いた時に気付いたのですが、
何やら大きく、重い、段ボール箱が人数分置いてあるのです。
その時はあまり気にしてなかったのですが、
そのことで兄と義姉が慌てていました。
法事で、その日に渡す引出物がありますが、
その箱の中身がどうやらその「引出物」らしいのです。
段ボールの中を覗いて見ると、何と、7.2Kgの洗剤!
全ての段取りを行ったのは、父。
ギフトショップの社長と仲良くなったようで、
兄によると、今回だけでなく、歳暮や中元もそこに頼めと言ってくるらしい....
名も知らぬブランドの洗剤を選ぶセンスもとんでもないが、
その7.2Kgの洗剤を、「持ち帰る」引出物と考える神経が信じられない!
特に来る人達は70歳前後のお年寄りなのに....
兄や義姉も当然同じように思って、
仕方なく、代わりの引出物をデパートで揃え、
捨てるわけにも行かないので、
洗剤は宅急便で送るように手配していました。
親父の性格や思考回路は知り抜いているわけですが、
今回の件は、さすがにショックでした。
法事や親戚の相手を終えての日曜の夕食は、
私を含めた兄弟3人だけで、近くのカレー屋へ。
そこでの話は、父の問題発言・行動をぶちまける会となりました。
数え上げればキリがありませんが、一緒に暮らす兄家族が可哀想になります。
いろいろ問題を指摘し、さとしても、親父は聞いていないのだそうです。
「人の話を聞かない」「常識に欠ける」....これが父の最大の欠点なのです。
こういうタイプの人間が物事を仕切ろうとする....最悪ですよね。
私は父と良くお付き合い(一緒に飲む)をしてきたので、
私の言うこと(かなり厳しいことを言います)は割と聞いてくれますが、
しばらくすると、まったく忘れています。
「おとぼけ」とか「おちゃめ」で済まされるレベルではないのです。
これは所謂「ボケ」ではなく、生まれつきの部分であり、
最近はさらに「ボケ」も加わっているので、手の付けようがありません。
父が義姉に話していました。「●●(私)は引出物そのまま千葉に持ち帰っけん」
私、即座に、「冗談じゃなかっ!!だいがそがん重かとを持って行くかっ!」(怒)
自分達の親なので、もちろん、見捨てたりはしません。
しかし、この父に毎日顔を会わせなければならない兄家族の気持ちを思うと辛い。
兄は朝5時前に起きて、家に戻ってくるのは夜9時~10時。(会社は家の目の前)
仕事に没頭するのは、父と顔を合わせたくない部分もありそうです。
義姉は非常に優しい、出来た人ですが、それでもキレそうになるのを見たことがあります。
兄弟3人が同じことを思ってしまいました。
「あぁ、おふくろが生きていたらなぁ...」
母が早く他界してしまったのは、そういう親父に毎日付き合い、
その言動が周囲に及ぼした後始末を一生懸命にしていたからかも知れません。
そして、兄曰く、「2~3日で良いから、どこかに連れ出してくれ。」
今年の夏は、私の家族で何日か面倒をみようと思ってます。