って言われても....それができれば苦労はない! LIONSにもこだわりあり!


by teddy0021
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第99回 【 坂道のぼれ! 】

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第99回は、以前、「つらいぜ!ボクちゃん」や「しっかり!長男」でご紹介した
高橋亮子さんの「坂道のぼれ!」を採り上げました。
1977年~1979年に週刊少女コミックに連載され、
コミックスは全4巻完結、他にワイド版全2巻、双葉文庫全3巻となっていますが、
コミックスは絶版、文庫も品切れ状態のようです。
以前、ブックオフで文庫版中古を手に入れ、最近読んだものです。

物語の始まりはこんな感じ。
ヒロイン「柚木亜砂子」は、これから入学する女子高「梢学園」の寮を目指して
長い長い坂道を登っている。
そこで不良に襲われかけた女の子に出くわし、
一緒になって荷物をぶちまけながらも抵抗するがピンチは変わらない。
そこに、同じ坂の途中にある名門高「明葉高校」の生徒で、
喧嘩の強さで有名な不良「新田友」に助けられるが、お礼を言う前に消えてしまう。
寮に入った亜砂子は3人の同級生のルームメイトと意気投合するが、
一つだけ言い出せないことがあった。
実は、亜砂子は東京の名門高を数ヶ月で中退して、
地方の女子高で1年生として再スタートを切った一つ年上であった。
一方、新田友も、学校は違うが、ある事件で1年を棒にふった一つ年上の1年生だった。
本当の自分を理解してもらえない不器用な二人の距離が少しずつ近づいていく…

この作品は4部構成になっているんですが、
私が高校生のときに読んだのは、多分1部か2部のみだったと思います。
当時、寮に住んでいた私は、亜砂子が寮生活を送っているので比べていました。
私の場合、朝食は席が決められていて、夕食は任意のグループで食べて良かったので、
同室の連中と行くことが多かったなぁ…などと。
亜砂子のルームメイト達は皆仲良しで羨ましい…
でも、女子だからそりが合わない場合は大変だろうな、とも....(笑)
そんなことは置いといて、本題。
高橋さんの漫画は、真っ直ぐな登場人物たちの誠実な生き方が実に爽やか!
という印象だったんですが、この作品は、そういう部分+少々重い感じ。
やはり、自分を見つめて、自分なりの道を探っていくわけですが、
二人ともかなり繊細なところがあって…生き方も恋愛も少し痛々しい。
まあ、二人とも元気いっぱいでは、話はすぐ終わってしまいますが(笑)
新田友の友人「岡田」や、関わってくる番長「橘」、すごく優しい弟「純」…
亜砂子のルームメイト「桃子」「綾乃」「里美」など、いい人が多いんですが、
3兄弟全て違う母親という新田家の父親の思慮に欠けた言動が…。
生活指導の先生も…。

レーティングは★★★★(4.0)です。
絵柄は、少し丸顔の優しい表情とすっきりとした清潔感があって好きです。
時折入るギャグもすごく柔らかで懐かしく、和ませてくれます。
懸命に悩み、吹っ切り、また悩む…そして成長していく二人。
自分の高校時代を思い出しながら、その時の気持ちで読んでみると、
共感できる部分が多いのではないでしょうか?
大人になった自分は、こんなに純粋に生きられないと思えるのは少々悲しいですが(苦笑)。
ラストがちょっと予想と違いました。
そういえば、高橋さんの描く漫画のラストはちょっと切ない部分が多かったかな?
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by teddy0021 | 2005-12-21 20:55 | ★お薦め?コミック