って言われても....それができれば苦労はない! LIONSにもこだわりあり!


by teddy0021
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第98回 【 白へび館 】

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第98回は、第45回でご紹介した楳図かずお氏の「へび少女」のライバル??、
古賀新一氏の「白へび館」を採り上げました。
1966年に週刊マーガレットに連載され、
コミックスはひばり書房から発行された全2巻完結がありますが、
完全な絶版状態でオークションぐらいでしか手に入らないかと思います。
青林堂の方からオンデマンド版が発売されたのを機に買って、
しばらくしてから読んだものです。

あっという間にラストに辿りついてしまいますので、
ストーリーはさわりのさわりで…
ヒロイン「昭子」は、パパの車で家に向かう途中、近道の森の中を走るが、
その時、車で轢いてしまったのが「白い蛇」だった。
蛇は執念深いからとトドメを刺そうとするパパを止めようとする昭子。
そのまま車を走らせると、道が急に細くなり、暗くて走れなくなる。
町まで助けを求めに行くパパだったが、待っている昭子のところへ「ばあや」が現れる。
「お嬢様じゃないですか!」とある娘に間違えられて連れられて行った先には、
実は、先ほど轢いてしまった白へびとその家族がおり、復讐が始まる。

以前書いた通り、小学生だった私が絵画教室に通うついでに寄る従姉妹の家には
「少女フレンド」と「マーガレット」が積み置きされていて、
毎週、「スポーツもの」と「恐怖もの」を読むのが楽しみでした。
楳図氏の「へび少女」と古賀氏の「白へび館」に出てくる少女が実はよく似ています。
連載は、楳図氏の方が少し早かったような気がしますが...。
他にも「人こぶ少女」と「呪いの顔がチチチとまた呼ぶ」にも共通点があったり、
絵柄そのものもかなり似ていて、今考えると○○○とも思えるんですが、
当時は、そんなことは気にせず、流行の恐怖ものをドキドキしながら読んでいましたね。
木造、畳の歯医者や病院の待合室、食堂などに
恐怖ものの単行本が必ずと言って良いほど何冊か置いてありました。
楳図氏のへび少女と比べながら読んでみるのも一興かも知れません。
絵柄自体は楳図氏の方が怖かったですね。
でも、古賀氏のへび少女やへびおばさんは、「ズズズ…」「ズルズル」といった音を立てながら
ろくろ首のように首や手が伸びる点に特徴があったように思います。
また、噛まれてへびにされかかる時に見せる、半ば意識を失ったような、
トロンとした眼や口の様子が何とも不気味で…

レーティングは★★★(3.0)です。
もちろん時代が時代なので、ストーリーそのものの稚拙さは否めません。
また、「へび女という存在を目の当たりにしたばかりなのに
『そんなバカな』『夢をみたのよ』と取り合わない両親」や、
「危うくへび少女にされそうになったばかりなのに、
明らかに怪しげな妹やおばさんを信じ直すヒロイン」など、
ちょっとなぁ...と思えるところも山ほどあります(笑)
しかし、展開が速い!速い!
「信じる」「怪しむ」「別の人にすり替わる」...が数ページ毎に繰り返されます。
しかし、「今度は誰に!?」「早く気付いて!」と少女中心の読者を
何度もハラハラさせ、恐怖を覚えさせるのは上手いというべきでしょうか?
続編「白へびの恐怖」…どういう話だったでしょうか?読んだはずなんですが…(苦笑)
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by teddy0021 | 2005-12-15 21:38 | ★お薦め?コミック