って言われても....それができれば苦労はない! LIONSにもこだわりあり!


by teddy0021
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第91回 【 アストロ球団 】

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第91回は、打って変わって、熱い熱い野球漫画、
原作:遠崎史郎氏、作画:中島徳博氏による「アストロ球団」を採り上げました。
1972年~1976年に週刊少年ジャンプに連載され、
コミックスは全20巻完結ですが絶版だとおもいます。
現在は太田出版から復刻版全5巻が発売されています。
持っていた20巻は社会人になった時に、
人にあげたか、古本屋に売却したかで手元に無く、
半年ほど前に復刻版を買い、最近久し振りに読みました。
スカパー、TV朝日で夏に実写ドラマ化され、現在も放送しているようです。
TV朝日のプロ野球中継のCM入りのところで、チラッと漫画の画像が出ていましたね。

時は1972年。
後楽園球場での巨人対阪神、八連覇寸前の巨人のチャンスで打席は王。
阪神は1週間前に交通事故で大やけどを負ったはずの
江夏投手が包帯を巻いた顔でマウンドへ。
物凄い変化球「二段ドロップで三振を奪い、包帯を取ると何と別人!
この少年こそ、伝説の沢村投手が夢に見た
昭和29年9月9日午後9時9分9秒生まれで、
身体にボール型のアザを持つ超人9人の一人、
アストロワン「宇野球児(後に改名:球一)」だった。
フィリピンで沢村投手から野球を教わった「シュウロ」を総監督として、
残る8人を探し、大リーグ打倒を目指す超人球団誕生への産声をあげた…。

私が中学生で寮生活を送っていた時代に、
友人が買うジャンプを皆で回し読みしていた訳ですが、
私が一番はじめに読む作品が、この「アストロ球団」でした。
帰省したときに、買ったコミックスの内容を母親にストーリーを説明していた記憶があります。
(多分、母親としては、寮で離れて暮らす私の関心事に興味があったんだと思います)
「アストロ球団」、当時、本当にハマってました。
今読むと、かなり荒唐無稽なお話ですが、
今のプロ野球が抱える課題を指摘している点が含まれていることや、
ストーリーの中で出てくる開閉型屋根を持つアストロ球場の驚異的設備のいくつかは
既に実現化しているなど、興味深いところも多々あります。

それにしても、熱い!!
魔球(三段ドロップ、スカイラブ投法、ファントム魔球…)や
必殺打法(ジャコビニ流星打法、コホーテク彗星打法、アンドロメダ大星雲打法...)という
超人ならではのアピールポイントに加え、
対戦するブラック球団、ロッテ、ビクトリー球団にも
超人にまったく引けを取らないとんでもない選手が出てきます。
凄まじい打球を受けて、頬骨を骨折したりバックスクリーンに叩き付けられたり、
殺人投法や拳法やボクシングなど他のスポーツを取り入れた殺人守備陣などにより
肋骨9本折られたり、死に至ったりと
本当に命を賭けた「一試合完全燃焼」の闘いが続きます。

登場人物もかなりキャラが立ってましたね。
エースで4番の熱血漢「宇野球一」、超俊足でガッツの塊「明智球七」、
盲目の美男子「伊集院球三郎」など…。
初めは殺人X打法を引っさげ敵側にいた、
カミソリの竜こと「高尾球六」の渋さが好きでした(笑)。

今でも、ゲーム(パワプロ)やりながら、
リードされた終盤になかなか打てずにイライラしている状態で、
失投のホームラン球が来た時、思いっ切り引っ張る瞬間!
その時、つい口に出るのは、カミソリの竜の「コホーテク彗星打法!!」…(恥)

レーティングは★★★★☆(4.5)です。
絵柄はあまり綺麗とは言えません。
デッサンも狂っているところも多いです。
しかし、時として非常にカッコ良かったり、思わずフォームを真似したくなる魅力がありました。
いろいろなアイデアを散りばめて、極限まで戦い抜くアストロ球児たちの姿が
少年達を熱く魅了した功績を称えたいと思います。
同時期に描かれたちばあきお氏の「キャプテン」「プレイボール」とは
まったく正反対の路線と言えるでしょうが、両方とも人気がありました。
対極にあった両方とも、現在、TVドラマ化/アニメ化されるというのも不思議な現象ですネ。
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by teddy0021 | 2005-11-17 21:13 | ★お薦め?コミック