って言われても....それができれば苦労はない! LIONSにもこだわりあり!


by teddy0021
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第81回 【 おひっこし ~竹易てあし漫画全集~ 】

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第81回は、「無限の住人」で有名な沙村広明氏の現代もの、
「竹易てあし漫画全集 おひっこし」を採り上げました。
表題の「おひっこし」はアフタヌーンシーズン増刊2000年9月号~、
少女漫画家無宿 涙のランチョン日記」が同2000年3月号、
みどろヶ池に修羅を見た」が同1999年11月号に連載されたものです。
いつものようにすばる書店白井店さんからレンタルしました。

以下、簡単にご紹介。
おひっこし」は、彼氏が海外青年協力隊ということで遠距離恋愛中の
美人の先輩「赤木真由」に片思いしている大学生「遠野禎」が、
友人「木戸草介」とその彼女で実は遠野が好きらしい「小春川玲子」、
そして赤木真由と織り成すキャンパスライフ・ラブコメというところ。5話完結。
涙のランチョン日記」は、いまいち売れない18歳の少女漫画家
「船橋夏見」が辿る波乱万丈の転落??人生模様。
みどろヶ池…」は沙村氏が京都へ取材旅行に行った時
の「スーパー飲み歩き記」。8ページの超短編。

竹易てあし」というのは、沙村氏が上記の漫画を書いたときの名義のようです。
"TAKEI-TEASHI"="TAKE IT EASY"だとか?
別名を使うのも何となく分かる気がします。
絵柄は一緒なんですが、時代も描くテーマも「無限の住人」とは大きく違ってますから。
テンションの高いギャグが沢山入っていながら、
シリアスな場面はしっかりまとまっている…
ただ、ギャグのネタは相当マニアック?ですし
(少なくとも私のような年代には分からないネタも多い)、
台詞廻しもかなり独特?(こんな表現で大学生は話しているのかな?)なので、
一回読んだだけではいまひとつ面白さが分かりませんでした。

でも、二、三度読んでみるとけっこう笑える!
日本人に騙された?ママの恨みを胸に
日本人に復讐を図るイタリア人「バローネ・アッサシーノ」の話とか、
バローネに騙されかかった「福島みこと」と「木戸草介」のバーでの詰りあいとか、
原子番号70番、元素記号Yb「イッテルビウム」=イッテルビームとか、傑作ですね!!
背景には、多摩美術大学近辺が出てくるそうです。
青春グラフィティらしい、なかなかのラストも○です。

一話だけの「涙のランチョン日記」もかなりハチャメチャな展開ですが、面白いです。
「船橋夏見」…沙村氏は、千葉県船橋市の夏見に実家があるんでしょうか?

レーティングは★★★★(4.0)です。
この画力とネタだらけのギャグというのは、面白い取り合わせですネ。
沙村氏の思い入れは主に女性側キャラに出ていると確信しました。
氏の描く女性キャラは艶があっていい感じです。
ひとつだけ気になるのは、これだけ画力があるのに、
時々デッサンが狂う時があるような?
頭の大きさなどバランスがおかしいコマも…。
でも、魅力的だから許します!(笑)
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by teddy0021 | 2005-07-27 20:56 | ★お薦め?コミック