って言われても....それができれば苦労はない! LIONSにもこだわりあり!


by teddy0021
カレンダー
S M T W T F S
1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
31

第72回 【 うしおととら 】

c0020030_21214633.jpg
第72回は、2000年以上も生きた妖怪と一人の人間のコンビが活躍する
藤田和日郎氏の「うしおととら」を採り上げました。
1990~1996年に週刊少年サンデーに連載され、
1992年に小学館漫画賞、
1997年星雲賞(SF作品が対象)コミック部門賞を受賞しています。
コミックスは全33巻完結、ワイド版が全18巻、文庫も発売されています。
私はすばる書店白井店さんから
ワイド版をレンタルしました。

かなり有名な作品ですが、物語のはじまりを一応...。
主人公「蒼月潮」(うしお)は14歳の中学生でお寺の住職の息子。
ある日、父に命じられ蔵を掃除していると、隠し地下室を発見。
中に入ると、槍で磔にされた化物がいた。
その槍は500年前からその化物を封印している「獣の槍」、
うしおは封印されていた妖怪をその風貌から「とら」と呼ぶようになる。
うしおを喰うチャンスをうかがう「とら」と、とらを馬鹿にする「うしお」は
なぜかお互いを憎めない名コンビとなって、周りに巣食う邪悪な妖怪たちを退治していく。
そして、「獣の槍の生い立ち」「うしおが背負う運命」「とらの正体」などの謎を抱きながら、
破格の強さを持つ敵「白面の者」に近づいていく…

「うしおととら」は、タイトル名だけは知っていましたが、
個人的にその絵柄の壁が高くて、中身を読まずに素通りして来ました。
レンタル棚を見ながら借りるのを躊躇したものの、
やっぱりワイド版ってことで手をつけてみると、これが面白い。
また、損せずに済みました(笑)。

90年からの連載にしては絵柄が少々古い印象ですが、
これが藤田氏の画風なんでしょうね。
後に大きな役割を果たす登場人物で、うしおの同級生「中村麻子」と「井上真由子」。
気が強い麻子と少し天然が入った真由子、
この二人は校内で人気が高い美人という設定ですが、
最近の子供たちからは考えられないような真面目な?台詞回しに加え、
素直で律儀で正義感が高いなど、子供のお手本にしたいタイプです。
特に麻子はうしおにホの字で、照れ屋なのが○(笑)。

レーティングは★★★★☆(4.5)です。
さすがに賞を取るだけあって、話の展開が非常に面白く、
時に涙が出てきそうになります。特に終盤は...。
うしお、とら、それぞれ何度も苦悩と直面するというのも
ただの妖怪退治のお話とは大きく違っていますね。
描線が細かく少し読みづらい点もありますが、慣れれば大丈夫でしょう!
[PR]
by teddy0021 | 2005-06-15 21:27 | ★お薦め?コミック