って言われても....それができれば苦労はない! LIONSにもこだわりあり!


by teddy0021
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第69回 【 りびんぐゲーム 】

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第69回は、星里もちる氏の「りびんぐゲーム」を採り上げました。
1991~1993年にビッグコミックスピリッツに連載され、
コミックスは全10巻完結、文庫もあって全7巻完結となってます。
私は、古本チェーン店から10巻セット500円で購入して先日読み終えました。

ストーリーは大体以下のような感じです。
主人公「不破雷蔵」(ふわらいぞう)は25歳、
バブル時代の東京でDM宛名書きをビジネスとする「ナミフクDM」社の社員。
狭いアパートからようやく少し広めのアパートへ引越し
ハッピーな生活が待っているハズだった….
会社も新築のビルへ引越し!というところだったが、地震でそのビルが傾いてしまい、
たまたまそのビルの近所だった雷蔵の引越し先のアパートへ
会社丸ごと押しかけてしまった。
広くなったはずの住居が、会社の机やコピー機で埋まってしまい、
自分の生活が丸ごと奪われ、加えて、
社長が友人から頼まれた手伝いの見習い社員を雇って更に狭くなりそう。
しかし、この新入りが、「氷山一角」(ひやまいずみ)という何と15歳の可愛い女の子で、
二人は雷蔵のアパート兼ナミフクDM社屋で一緒に住むことに….

この「りびんぐゲーム」は、星里氏が青年誌に移って2作目、最も長く連載されたもので、
一言で言ってしまえば、星里氏が得意な同居モノの恋愛コメディってところです。
以前、ご紹介した同氏の作品「ルナハイツ」は
「新婚で住む予定で買った家を会社都合で女子寮にして複数の女性と同居」でした。
ストーリーに共通点は多い(自分の住むところを、会社都合で、誰かと同居)ですが、
この作品では、まだやりたいものが決まっていない雷蔵、一角がそれを探しながら、
「住むところ」→「居所」→「心の居所」を求めていくのがテーマと言えるでしょうか。
どこにでもいそうないいかげんなサラリーマンだが、責任感だけは強い「不破雷蔵」、
まだ15歳なのに頑張り屋、だけど時々頑固な「氷山一角」という主人公とヒロイン。
名前がいい加減(笑)!でもいずみちゃんはかわいい!(笑)
既に別れた彼氏なのに「雷ちゃん」と呼んで、家出して転がり込んでくる「兼森時子」や
時子にベタ惚れなのに妙に杓子定規なこだわりがあって優しく出来ない夫で
不動産会社社長「兼森万夫」など、
「それはないだろう」と思いながら厭味なく読まされてしまうように、
周りのキャラもしっかり立っていて、微笑ましい。
ライトなギャグとちょっとシリアスな感じのミックス、いい感じです。

レーティングは★★★★(4.0)です。
すっきりしていて、少しメルヘンぽい絵柄ですが、ほのぼのしていて私は好きです。
バブル期絶頂期から崩壊期にかけての不動産事情が平易に理解できますし(笑)、
住宅に対する考え方がいろんな立場で分かって参考になりますヨ。
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by teddy0021 | 2005-06-11 08:27 | ★お薦め?コミック