って言われても....それができれば苦労はない! LIONSにもこだわりあり!


by teddy0021
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第68回 【 蚤の王 】

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第68回は、古代日本(邪馬台国)時代の話を描いた
安彦良和氏の「蚤の王」を採り上げました。
2000年にモーニング新マグナム増刊に連載されていたマンガで、
コミックスは講談社から全1巻完結、中央公論社から文庫も出ているようです。
私はいつものようにすばる書店白井店さんから
レンタルして読みました。

神話と伝承の古代日本、第11代垂仁天皇の時代。
権力を握った日向族は出雲族の初瀬の里の住人に殉死を求め続けてきた。
初瀬出身の「野見宿禰」(のみのすくね)は、勝てばこの運命から逃れられると、
同じ出雲族の「当麻蹴速」(たぎまのけはや)と命を賭けた相撲の試合を行う。
しかし、この闘いは、資源が豊富な当麻の地を奪い、出雲族の力を削ごうとする
五十狭茅大王(いさちのおおみかど=垂仁天皇)の謀でもあった。
激しい戦いの末勝利する宿禰だが、
死んだ蹴速の息子の勇稚(いさち)に仇として恨まれることに…。

以前紹介した「王道の狗」もそうでしたが、
安彦良和氏の作品は「ガンダム」のイメージが強く、
こうした歴史物をたくさん描かれているのは知りませんでした。
この「蚤の王」は「ナムジ~大国主」「神武」に続く、
「古事記シリーズ」の3作目に当たるそうです。
残念ながら前2作はまだ読んでいませんが、
「蚤の王」は全1巻と短いので読みやすいでしょう。
画力は非常に高く、格闘シーンの迫力や会話シーンの微妙な間など、
うまく描かれていると思いますね。
勇稚(いさち)の妹で機織りに天賦の才を持つ「斯図利」(しどり)の心情の流れも
たった一冊の短いコミックにも関わらず、細やかに伝わってきます。
冒頭の空手のような闘いが「相撲」の起源らしいというのと、
「埴輪」の始まりらしい話もあり、歴史の勉強にもなります。
もちろん、一部の史実同士を結ぶ部分は、安彦氏の創作ということですが...。

レーティングは★★★★(4.0)です。
個人的には、もう少し話を膨らませて、一大物語にして欲しかった気がします。
安彦良和氏のマンガが気に入っているからもっと読みたいという部分が大きいですね。
「ナムジ~大国主」「神武」も是非読んでみたいと思ってます。
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by teddy0021 | 2005-06-10 00:06 | ★お薦め?コミック