って言われても....それができれば苦労はない! LIONSにもこだわりあり!


by teddy0021
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第53回 【 俺たちのフィールド 】

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第53回は、前回の「じゃじゃ馬グルーミン★UP!」(ゆうきまさみ氏)での
競馬の「芝」からサッカーの「芝のフィールド」を連想したので、
村枝賢一氏の「俺たちのフィールド」を採り上げました。
1992~1998年まで少年サンデーに連載され、
コミックスは全34巻完結+外伝、ワイド版は全17巻完結+外伝です。
ワイド版をすばる書店白井店さんからレンタルしました。

お話の始まりは、大体次のような感じです。
主人公「高杉和也」は小5、さくら町の弱小少年サッカーチームのエース。
父親「高杉貫一」はJリーグ発足前の実業団チーム「ヤマキ自工」の
ベテラン人気FWで和也の自慢だ。
元旦の天皇杯サッカー決勝に進出したヤマキ自工を、
和也は同じサッカーチームの女の子「森口愛子」と必死の応援。
そんな和也たちに関西弁で文句を言う生意気な少年がいた。
それが、実は転校生の「騎馬拓馬」。
貫一は「空飛ぶシュート」=スーパー・オーバーヘッド・キックを連発し、
ゴールを脅かすがなかなか決まらない。
それでもめげずに明るい貫一は、あきらめない。
そして、ついに素晴らしいオーバーヘッドを決めた!...かに見えたがファールで×。
その帰り道で、刃物を持った酔っ払いに愛子が襲われかけたが、
今度は、貫一のオーバーヘッド・シュートが見事に直撃して愛子は救われる。
その酔っ払いは実は騎馬拓馬の父親という奇遇...
はじめは異常に仲が悪いが、やはり二人ともサッカー大好き、認め合う存在に。
貫一をコーチに迎えたチームは、和也と拓馬のコンビも好調でチームもレベルアップ。
和也と拓馬は貫一と一緒に国立のフィールドに立つ約束をする。
しかし、ある日、車に轢かれそうになった男の子を救おうとした貫一は身代わりに...
父を亡くした和也は、それ以降、サッカーを止めてしまうが....

サッカー漫画と言えば、「赤き血のイレブン」と「キャプテン翼」しか知らない私は
レンタルコミックに並ぶいくつかのサッカー漫画になかなか手が伸びませんでした。
しかし、「やっぱりワイド版だし、面白いんじゃないか?」と意を決して借りたんですが、
はじめの部分は「イマイチかなぁ」という印象。
自慢のスポーツマンの父親を持っているマンガでは、
ストーリーの起伏の必要性の為か、父親が死んでしまうケースが多いような...
(そんなに父親を☆にしないで!...涙)
高校2年までサッカーやめていたのに、トレーニングだけは欠かしてなかった、というのも「??」
上条高校のエースになっていた拓馬といきなり合わせることが出来て、全国優勝...??
そして、アルゼンチンへのサッカー留学??
この辺りまでは、このまま先を読み続けるかどうか迷ってました。
しかし、アルゼンチンから帰ってきて、チーム存続が危ぶまれるヤマキ自工チームへの入団、
そしてJリーグ昇格へ向かって、徐々にヤマキ選手達が本気になって目覚めていく姿...
この辺りになると俄然熱くなってきます。5巻ぐらいかなぁ。
後は、Jリーグ~W杯予選~W杯最終予選~となっていくんですが、
出てくるライバルキャラや周りの仲間など個性派揃いで楽しみながら熱くなれます。
小柄で俊敏なトリックスター「タクロー」などは妹の「水希」ちゃんの素直さと合わせて○。
当時のJリーグの看板スター選手達(と思われる)もたくさん出てきますね。
一番熱く共感できるのは、応援するサポーター、必死の思いをぶつけて実況するメディア、
そして血のにじむような努力をしてきた選手たち...これらが一緒になって
「ニッポン」を心に思いながら、スタジアムでTVの前で、
祈りを込めて応援している気分になれることでしょうか?
レーティングは★★★★☆(4.5)です。
愛子の思い、和也の思いも、いやみなく、ゆっくりと進むのも良かったです。
とんでもない必殺シュートなどは出ませんが、それだけ感情移入はしやすいです。
このマンガはJリーグからW杯までリアルな世界と平行しながら描かれていて、
当時の社会的な動きも感じながら読める面白い作品ですね。

外伝の中では、「タクロー」の子供時代の話がけっこうジーンときました。
また、本当はこういう話を考えていた...なんて作品も含まれています。
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by teddy0021 | 2005-04-13 22:51 | ★お薦め?コミック