【 腎・尿管結石 闘病記 】 序章 ~それは人間ドックから始まった~
2005年 04月 11日
年に1回の人間ドック。
思えば、この日が今回の「腎・尿管結石」との闘いの始まりでした。
この歳になって、いろんな不摂生をしていると、当然、何かしら身体に問題が出てきます。
この日指摘された項目は、私にとってはなじみ深いものばかりなのですが(それも困るけど)、
特に気になったのは、超音波検査での「腎結石」の指摘でした。
この病には、かれこれ15年以上のお付き合い。
初めは「尿管結石」で、徐々に腎臓内に石がある状態=「腎結石」も
指摘されるようになってきたわけです。
今まで、目に見える結石の自然排出が4~5個、
体外衝撃波破砕術(ESWL)が海外で2回という実績を誇ってます(苦笑)。
1年前も2年前も人間ドックでの指摘はありましたが、
いずれも「過去の破砕の残り」で特に問題はありませんでした。
しかし、今回は超音波検査を担当する人から、
「石、ありますよ。痛くないですか?」との指摘。
非常にまれに鈍痛らしきものはあったんですが、1年半前に大学病院で検査したこともあり、
「破砕の残骸によるいたずら」以上の認識はありませんでした。
今回も同じだろうという甘い読みがあったのも事実でした。
12月14日
午前中、会社で仕事していると、
何だかベルト付近のわき腹から背中にかけて鈍痛が襲ってきました。
吐き気もしてきて、まったく仕事に集中できないため、午後半休をとって帰宅。
過去の経験より、まず腎結石を疑いました。
車で30分弱行くと大きな大学病院はありますが、
これも過去の経験上、初診の日には、泌尿器科にたどり着けない可能性もあり、
ましてや検査までやってもらえる可能性は低い。
会社もそんなに休めないので、1回で結論なり今後の方向性が分かる病院が必要。
車で15分の病院に狙いを定め、電話で今から行きたい旨を伝えました。
泌尿器科につながり、症状や過去の経緯を伝えると、
今日は手術の日なので、明日朝一番で来てくださいとのこと。
基本的に、この病気は水分を十分取るべきではあります。
しかし、まれではありますが、尿管に石が詰まって尿が非常に降りにくい状態になると、
詰まった箇所の上部が膨れ上がり危険なこともあると聞いていたので、
その日はあまり過度には水分は取りませんでした。
寝ていると、周期的に鈍痛がパルス状に襲ってきます。
しかし、尿管結石の最大の苦痛である疝痛ではない....
気持ちは悪いけど、耐えられないことはない。
とりあえず、明日病院に行くまで我慢だ!
いきなり死に直面することはないハズ!
と、自分を勇気付けて、眠れない夜を過ごしたのです。
第1章に続く...