って言われても....それができれば苦労はない! LIONSにもこだわりあり!


by teddy0021
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第48回 【 デビルマン 】

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第48回は、前回の貞本義行氏「新世紀エヴァンゲリオン」を
読みながら感じていた「ある共通の感覚」から、
永井豪氏の「デビルマン」を採り上げました。
1972~1973年、少年マガジンに連載されたものです。
コミックスは全5巻完結で、すばる書店白井店さんから
レンタルして読みました。文庫等も出ていると思います。
「魔王ダンテ」をベースにして企画されたアニメの「デビルマン」と
ほぼ同時期に平行して漫画も連載されたわけですが、
ストーリーはかなり違ったものになっています。

主人公「不動明」は、幼馴染でオテンバの「牧村美樹」の家に住みながら、
楽しい学園生活を送っていた。
二人が不良にからまれた時、明の元同級生「飛鳥了」に助けられる。
明は了に誘われ彼の家に行き、「デーモン」の話を聞かされる。
了の父は、デーモンに身体を乗っ取られたため、焼身自殺したというのだ。
そして今、永い眠りについていたデーモンが復活しそうだと。
人類の滅亡を食い止めるためには、意図的にデーモンと合体し、
強靭な意志力で、逆にデーモンの肉体を奪うことに同意した明は、
飛鳥邸の地下で、最強のデーモン「アモン」と合体し、ついに「デビルマン」が誕生。
デーモンは、デビルマンに次々と刺客を送り始める。
その一番槍は、妖獣「シレーヌ」だった....。

アニメの「デビルマン」では、デビルマンは人間界の侵略の一番手で、
たまたま「牧村美樹」に一目惚れして、デーモン族を裏切って人間の味方になる、
といった始まりだったと思いますが、ここからして違うわけです。
アニメの方も大好きだった私(カラオケでも時々歌ってしまいます:恥)は、
小学生の弟に「デビルビーム」「デビルアロー」「デビルカッター」など
浴びせ掛けていた思い出がありますが(笑)、
漫画の方には、そのような技(武器?)は出てこなかったと思います。
漫画の方は、始まりも迫力満点ですが、デーモンとの戦いも、
そして、後半に行けば行くほど、残虐性や悲惨さが強まってきます。
最後は、アニメでは美樹とのラブラブムードで終わったと思いますが、
漫画はここには書けないぐらい、人間の奥底に隠された闇を見ることになり、
「デビルマン」に込められたテーマを考えさせられることになります。

レーティングは★★★★☆(4.5)です。
絵は少々雑ですが、構想、ストーリー展開はすごいです。
ただ、残虐なシーンがたくさんでてきてしまいますので、まだお読みになってなくて、
そういったものはどうしても苦手だという方は、止めておいたほうが賢明です。
でも、耐えられると思われる方は、一度読んでみる価値があると思います。
30年以上前に、こうしたテーマで、世間の批判を受けながらも、
新たな世界を切り開いていった「永井豪」氏はやはりただものではないと思います。
未だに、このジャンル?でデビルマンを超えるインパクトを受ける作品には
お目にかかりませんね(子供の頃に読んだ人は、怖かったでしょうね)。

なお、映画になった「デビルマン」は漫画版をベースにしているそうです。
アニメ版をイメージして見られた人には肩透かしだったでしょうか?
(私は見ていません。予想される棒読みの台詞にも耐えられそうにないですし、
限られた予算の中でこのデビルマンを実写で描ききれるとは思えませんので)
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by teddy0021 | 2005-03-28 21:09 | ★お薦め?コミック